AfterEffectsエクスプレッション初心者のカノー(1)

2022.05.28

この記事は、AfterEffectsのエクスプレッション機能を使うとキーフレームを打たず、呪文を唱えると色々自動化・連動化できることは知っていて何ならコピペで実装したことはあるけど…
出来ればプログラムの中身を理解したいな、と思う人…
つまり私向けです笑
理解を深めながら少しずつ進めていきます。このプチ連載が終わる頃に、私がエクスプレッションをマスターできていることを祈ります。

自動化できる対象

キーフレームが打てる全ての要素。
Mac 「optionキー」 Windows「Altキー」を押したまま、
エクスプレッションを追加したいプロパティの「時計マーク」を押す。
すると、自動化についてのプログラムが打てる。

基本構文

位置のXY、スケールのXYのように二元化される要素の場合
[なんか,なんか]
で示すことができます。なんかには、変数を定義したり、他のパラメータを入れることができます。
単純に、他のレイヤーの位置と連動させたりできます。

変数と計算に使える要素

[なんか、なんか]に至るまでありとあらゆる計算が可能です。
また、任意のスライダーを設置して代入することも可能です。

計算に使えるのは、全レイヤーの全要素ですが、それに加えて
時間経過、ランダム、(親を定義した場合に限り)ディレイなどが使えます。
また、一定の計算をループさせることも可能です。

できること(例)

他のレイヤーの動きに少し遅れてついていく。(位置に親子関係、ディレイ)
時計の針が回り続ける。(ループ)
時々フラッシュさせる(明るさにランダム)
追加したスライダーに応じて大きく揺れるエフェクト(スライダー追加、位置にランダム)
観覧車の軸の絵を回し、観覧車自体は水平を保ったまま軸に連動させる(位置と回転に親子関係、観覧車は回転しないよう計算式)

関連リンク

エクスプレッションの例 | Adobe
4つだけ覚えればエクスプレッションマスター!(サンゼ様) | Vook