2022.05.31
ひめじ芸術文化創造会議の代表、月ヶ瀬悠次郎氏に誘われて、兵庫県にある丸山印刷株式会社の工場見学へ行ってまいりました。
※写真を撮り忘れたので、本記事は、いらすとやのイラストにお世話になります。
印刷会社の工場見学、と聞くと
「いやいや印刷の仕組みなんて知ってますよ〜!」
って言われそうですね。他の工場見学に行ったことがあるわけではないので、比較こそ出来ませんが丸山印刷さんの工場見学は胸熱でしたよ。
私も、10年以上印刷デザインなどを手掛けているので、印刷の仕組みはある程度知っていたつもりです。
ですが、この度の見学において印刷の奥深さの何たるかを知ることが出来ました。
そしていかに自分が狭い選択肢の中で創作をしていたのかと気付かされましたね…。
制作の最前線で働く方の熱意。アイデアや引き出しの多さ。進化し続ける最新の機械、技術。
「この紙とこのニスを組み合わせると…安いのに高級感!これはきっと日本で僕にしか出せない質感です!」
とか
「仕組み上、寸分も狂わず裁断するにはこんな裏技があるけど、大手は採算が合わないから2-3mmズレる前提でデザイン入稿を求めてくるでしょう?」
みたいな、職人さんならではの発言に驚愕しっぱなしでした。
私がデザイナー専業ではないからこそ強く感じた事。
それは、この見学会にはデザイナーのみならず、ミュージシャンや美容師、飲食店経営者など…。クリエイティブな業種の方にも来て欲しいということ!!
「とりあえずおしゃれなチラシを作っときゃいい。」
と思ってる人が見学に来たら、帰る頃には何かやりたい!と疼くことでしょう。
だって世の中にはまだまだ知られていないアイデアがここにはたくさんあるんですもの。
そんな私も今、「まずは新しい名刺を!」と、かっこいい名刺を必死にデザインしている所です。